各種報道によりますと、香港の警察は、中国に批判的なメディアグループの創始者である黎智英氏や学生団体の元幹部の周庭氏など複数の民主化運動の活動家を香港国家安全維持法違反容疑で逮捕したとのことです。
香港の警察が行ったことは基本的な人権を侵害する行為であり、当然のように国際社会から非難を浴びています。
香港警察は10日、大規模民主化デモ「雨傘運動」を率いた学生団体の元幹部で民主派活動家の周庭氏を、香港国家安全維持法(国安法)違反(国家分裂扇動罪)の疑いで逮捕した。関係者が明らかにした。
https://this.kiji.is/665375959168762977
香港メディアによると、香港警察は10日、中国に批判的な香港紙、蘋果日報などのメディアグループ創始者で、民主派の黎智英氏も同法違反の疑いで逮捕。国安法違反容疑でのメディア関係者の逮捕は初めて。周氏の容疑は、黎氏の逮捕容疑と関係があるという。香港の民主派に対し国安法を使った弾圧が本格化した。
蘋果日報によると、香港警察は黎氏の事件で同社ビルを家宅捜索した。
黎智英氏や周庭氏の逮捕はどう見ても不当で人権問題な訳ですが、私が驚いたと言いますか興味深かったのは、普段は人権問題への意識が極めて低いネトウヨにも抗議の声が広がっていることですね。
ネトウヨにしてみれば単純に反中国で利用できれば何でも良いのかもしれませんが、これを機にBLMやANTIFAを暴動呼ばわりして冷笑したり、ALS患者安楽死事件では命の選別を肯定したり、アンチフェミやミソジニーやインセルだったりする連中も、これを機に人権意識に目覚めてほしいものです。
- 作者:安田 峰俊
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: 単行本