2020年9月5日から同7日頃にかけて九州・沖縄地方を中心に台風10号(HAISHEN)の被害・影響があったわけですが。
COVID-19(新型コロナウイルス)対策で避難所の定員を減らしたためにところによっては満員になってしまうこともあり、難しさが露呈する結果になってしまいました。
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53人が避難した北九州市若松区の若松中央市民センターでは7日朝も多くがとどまり、テレビの台風情報に見入った。近くの女性(79)は、窓越しに外の様子を見ながら「風の音がすごく、何度も起こされた」と疲れた様子。コロナによる外出自粛で会えなかった近所の人と久しぶりに会い「世間話で気を紛らわした」と振り返った。センターは「3密」対策で受け入れ人数をこれまでの半分にしており、6日のうちに満員になったという。
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各地の避難所でもコロナ対策で受け入れの定員に達するケースが目立った。福岡県大牟田市では開設した47カ所のうち5カ所で満員となった。
もっとも、各自治体は行き場がない避難者が出ないように、定員を上回った場合は別の避難所を案内したり、避難所を急きょ増やしたりしており、大きな混乱はなかった。23カ所中9カ所で「これ以上受け入れ困難」となった熊本県荒尾市の担当者は「満員になる避難所が出てくると予想されたため、事前に他の避難所を案内する計画を立てていた」と説明する。
https://mainichi.jp/articles/20200907/k00/00m/040/297000c
一方、鹿児島市は「命を守ることを最優先する」として、定員を超過しても空き部屋を使うなどして受け入れる方針で臨んだ。実際に喜入(きいれ)公民館には定員(69人)の倍以上の163人が避難。定員を上回る市民が避難してきた北九州市門司区の公民館では、区の職員がホームセンターで購入したゴミ袋とパイプ椅子で即席の間仕切りを作り、1人当たりのスペースを4平方メートルよりも狭くして受け入れた。
今回は台風のケースでしたが、地震はいつどこで起きても不思議ではありませんし、今回の教訓には他人事とは思えない怖さがあります。