EL PIBE's BLOG "Reset"

ふでのまにまに

NOAHとDDTが経営統合

サイバーエージェントの傘下のプロレス団体NOAHとDDTが2020年9月1日付で経営統合し、プロレス事業子会社の「株式会社CyberFight」となる事が発表されました。
新会社の代表取締役社長には高木三四郎が就任し、NOAH、DDT東京女子プロレスガンバレ☆プロレスを運営していくことになります。

www.nikkansports.com

2020年になってNOAHもサイバーエージェント傘下に入ったわけですが、2017年から傘下にいたDDTと統合させるのは、経営資源の効率化の面で当然の帰結なので驚きはありません。

発表の注目点は、現場・団体はそのままであると、従来からのファンを安心させる声明を出したことではないでしょうか?
短期的には同一グループとしてのシナジーを受けつつ、長期的には新規ファンや出戻りファンの獲得を狙っていくという路線だと、私は受け止めました。

大社長の手腕に期待したいところです。

今週のお題「納豆」

今週のお題「納豆」

納豆は身近な食べ物すぎて逆に思い入れがないのですが。
プロレスヲタクとしては、アントニオ猪木の納豆に対するこだわりを楽しんできたことを思い出す。

有名なところでは、1976年に行われたウィリアム・ルスカとの異種格闘技戦の記者会見で、「俺はオランダのチーズで強くなった」と身体能力を誇示するルスカに対し、「俺は納豆でこの体を作った、負けるわけがない」と猪木が切り返したというエピソードから、チーズも納豆もスーパーフードであることを知った人も少なくないはずだ。

そして、忘れてはならないのが、猪木詩集「馬鹿になれ」の一詩。

心の扉

今日はいい天気
いつまでもすねていないで
心の扉を開いておくれ
窓のカーテンを引けば
心の奧へと光が射し込んでいく
さっきまであんなにこだわっていた
心の凝りが溶けだして
君の笑顔が輝いた
ほら 今日はいい天気
冷蔵庫の納豆 食べちゃってごめんね

猪木さんのチャーミングさと、納豆が本当に好きなのがよく分かる(笑)。

猪木詩集「馬鹿になれ」 (角川文庫)

猪木詩集「馬鹿になれ」 (角川文庫)

ジ・アンダーテイカー、引退発表

ジ・アンダーテイカー(The Undertaker)が、WWE Networkで配信中の自身のドキュメンタリー「Undertaker The Last Ride」の第5章(2020年6月22日公開)にて、引退を表明しました。

WWE

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2mを超える体格と、全盛期にはノータッチのトペを決めるなどの身体能力がありながら、それに頼らない組み立てで試合でもストーリーラインでも唯一無二の存在感を誇ったスーパースターでした。

私の個人的なアンダーテイカーの思い出は、何と言っても1996-1997年頃のケインとの抗争。
nWoブームに湧くWCWよりもWWE(当時はWWF)の方が見応えがあるなと思い、アメリカンプロレスにものめり込んでいったキッカケになりました。

ところで、労をねぎらうにしても他のレスラーに向けられたチャントっぽく"Thank You Taker"というべきなのか、アンダーテイカーのキャラを重視して"Rest In Peace"というべきなのか?
どっちがしっくりくるだろうか(苦笑)。

S.H.Figuarts Undertaker 全高約165mm

S.H.Figuarts Undertaker 全高約165mm

宮戸優光と中野巽耀のシュートマッチ(法廷闘争)

報道によりますと、元プロレスラー・宮戸優光が、プロレスラー・中野巽耀の自伝本「私説UWF 中野巽耀自伝」にて名誉毀損を受けたとして、中野巽耀と編集者を刑事告訴していたことが明らかになりました。
宮戸優光中野巽耀は共に第一次UWFでデビュー、新日本プロレスとの業務提携、第二次UWFUWFインターナショナルまで行動を共にしています。

hochi.news

今回の告訴について中山弁護士は、問題の書籍は「宮戸さんの社会的評価を低下させることを意図的に狙ったというほかない悪意に満ちた記述が多数に上りますが、特に問題としている記述は、明白な名誉毀損であり、違法性や責任を阻却する事情は見当りません」と指摘し、すでに中野と編集人の男性に対して、宮戸氏の名誉回復措置と慰謝料の支払いを求めた通知書を送付したことを明かした。
また、中野だけでなく編集人も告訴したことは「編集人という立場は、書かれた内容が名誉毀損にあたるかどうか当然チェックすべき立場にあります」と説明し、今後、刑事告訴だけでなく民事訴訟の提起も視野に入れていることを明かした。

https://hochi.news/articles/20200612-OHT1T50042.html

それにしても、UWFインターナショナルでは宮戸優光は取締役やブッカーとして「ワーク」を徹底させていたというのが通説ですが、2020年にもなって刑事裁判・法廷闘争という形でシュートマッチを行うとは、誰が予想できたでしょうか……。
裁判が進む中で、これまで通説とされていたものが覆るのか? 事の推移を見守りたいですね。

なお、「私説UWF 中野巽耀自伝」の他にも、UWFインターナショナルに所属していた山本喧一が自身のYouTubeにて宮戸優光UWFの商標を巡って「お話」をした体験や、UWFに関わる人間関係の複雑さを語っている動画があるので、こちらも参考にされたし。

www.youtube.com

私説UWF 中野巽耀自伝 (G SPIRITS BOOK)

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  • 作者:中野 巽耀
  • 発売日: 2020/02/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

政治家・大仁田厚は信用ならない

超えてはいけない一線を超えてしまいました。

プロレスラーで元参議院議員大仁田厚が、「存在そのものがヘイトスピーチ」や「差別に寄生して生活を営んでいる」*1とまで評された活動家(レイシスト)の桜井誠を推挙したことで動揺が広がっています。

当然批判されたのですが、「私は差別主義者ではありません」と開き直り。
驚きを通り越して絶句しました。

残念ですが、プロレスラーとしてリングでは輝いていたかもしれませんが、政治家あるいは人間としては信用ならない人物と言わざるを得ません。

【訃報】木村花(プロレスラー・スターダム所属)

報道によりますと、スターダム所属のプロレスラー、木村花が2020年5月23日に亡くなっていたことが明らかになりました。

wwr-stardom.com
www.nikkansports.com
www.huffingtonpost.jp

死因は「テラスハウス」出演を機に受けるようになった誹謗中傷を苦にして自殺を図ったと推測されています。

私としては、実母であるプロレスラー・総合格闘家木村響子と薮下めぐみとの試合を観戦したことがあり、2020年から開始されたTV番組「We are STARDOM!!」を見て興味を持った矢先に突然の訃報を聞き、驚きが隠せません。

謹んで哀悼の意を表します。

STARDOM ENTRANCE MUSIC

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  • アーティスト:V.A.
  • 発売日: 2019/10/16
  • メディア: CD

無観客のUFCとWWE

先週末はUFC249とWWEのMoney in the BankのPPVを見た。

With Corona時代なのでどちらも無観客での開催。

UFCは無観客、セコンドやスタッフは最小限、ラウンドガールも一人となっただけで、内容はいつものUFC。いくら演出に凝っても結局競技なんだから、そりゃそうだ。

一方、WWEは本社ビルを使ったMITBラダー戦。語彙力ない言い方だが、単純に面白い。
映像面で無観客だからこそできるという撮影方法に挑戦していて、なるほどWith Corona時代だからできることもあるのかと、つくづくプロレスのプロの仕事に感心させられる。

伝わるところによると、どちらもPPVの売上は上々らしい。
それだけアーカイブではなく、リアルタイムのコンテンツを求めているということか。

WWE 2K20(輸入版:北米)- PS4

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  • 発売日: 2019/10/22
  • メディア: Video Game