喧騒の中、しれっと通称「スーパーシティ法案」が可決・成立しました。
人工知能(AI)などの技術を活用した先端都市「スーパーシティ」の構想実現に向けた改正国家戦略特区法が27日、参院本会議で可決、成立した。全国で5カ所程度の地域を特区に指定する方針で、秋までに募集を開始し、年内の決定を目指す。計画を具体化し、実現するのは2022年以降になる見込みだ。
https://this.kiji.is/638217989251335265?c=39550187727945729
複数の分野にまたがる規制を一括して緩和することで、自動車の自動運転やドローン配送、キャッシュレス決済、オンライン診療などのサービスを同時に利用できる暮らしの実現を目指す。それぞれのサービスを連携させて利便性を高めるためのデータ基盤を構築する。
政府側の説明はメリットばかりを強調しますが、事業者が個人情報を取り扱いをする際の問題点
- プライバシーが適切に管理されるか
- 監視に使われることはないか
- 住民の理解・同意を得られるか
といった基本的な事に対してまともな答弁をしなかったことには疑問が残ります。
特に「公益に資するなど特別な理由がある場合」という本人の同意なしで情報提供されることと、行政・企業側がプランを進め形式的に住民合意を迫ることを前提とした制度であることの二点は致命的欠陥と言い切れるでしょう。
![改造への躍動~特別拡大版~ 改造への躍動~特別拡大版~](https://m.media-amazon.com/images/I/61cQlRI3FTL._SL160_.jpg)
- アーティスト:ゲルニカ
- 発売日: 2016/12/21
- メディア: CD