各種報道によりますと、2020年10月8日、東池袋自動車暴走死傷事故*1で過失運転致死傷の罪*2に問われた裁判の初公判が東京地裁で行われ、被告は無罪を主張したとのことです。
東京地方裁判所で開かれた初公判で、被告は弁護士に支えられて車いすから立ち上がり、「事故により妻と娘を亡くされたご遺族に心からおわび申し上げます。最愛の2人を亡くされ、その悲しみとご心痛を思うとことばがありません。また、けがをされ苦しまれた皆様に深くおわびします」と謝罪し、被害者として裁判に参加した遺族に対し、深く頭を下げました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201008/k10012653531000.html
一方で、起訴された内容については「アクセルを踏み続けたことはないと記憶しています。車に何らかの異常があって暴走し、それを止められなかったことは申し訳なく思います」と述べ、無罪を主張しました。
これに対し検察は冒頭陳述で「車は定期点検やサービス点検で異常が見つかったことはなく、車を調べても異常を示していない。また、車の装置にはアクセルを踏み込んだデータとブレーキを踏んでいないデータが記録されていた」と述べました。
引用した記事などではしっかり伝えられているが、検察側は証拠を押さえている様に見受けられるので、無理筋の主張だとは思う。
国民的関心事になってしまった事件だからこそ、裁判は国民感情に流されることなく、丁寧に立証してもらいたいものである。
- 作者:玲, 橘
- 発売日: 2019/08/01
- メディア: 新書