各種報道によりますと、文部科学省が、クラスターが発生した学校が中傷されたりする事態などを受けて、差別的言動やそれに同調したりしないことを呼びかける緊急のメッセージを出しました。
新型コロナウイルスに感染した人への差別や中傷が後を絶たないことから、文部科学省は子どもや教職員、それに地域住民に対し、差別につながる言動を行ったり、同調したりしないよう呼びかける緊急のメッセージを発出することになりました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200825/k10012582071000.html
文部科学省によりますと、子どもや教職員など学校関係者にも新型コロナウイルスの感染が確認され、先月下旬までに延べ84の小中学校や高校などが臨時休校していますが、一部の地域では感染者や家族が差別されたり、クラスターが発生した学校が中傷されたりする事態が起きています。
このため文部科学省は、緊急のメッセージを発出することを決め、児童生徒や学生に対しては、感染した人や症状のある人を責めるのではなく励まし、温かく迎えること、教職員に対しては子どもたちが誤った認識や不確かな情報に惑わされず、科学的根拠に基づいて行動できるよう指導することを呼びかける方針です。
あわせて保護者や地域住民に対しては、感染者に対する差別や偏見、誹謗中傷などを許さないこと、感染した個人や学校を特定して非難するなど、周囲で差別につながる言動があったときは同調せず、やめるよう声を上げてほしいと呼びかけることにしています。
文部科学省は、このメッセージを25日にも全国の教育委員会などに大臣名で通知し、学校現場や地域に周知することにしています。
今回の文部科学省が行なったことは至極当然なのですが、少し意外な感じを受けてしまいました。
というのも、普段起きている体罰やイジメやハラスメントといった諸問題にはまともな対策をしないどころか、組織的隠蔽などが常態化していますし。
何よりも、現在の安倍政権下ではヘイトスピーチへの加担など差別を助長されてきました。
これを機で良いので、COVID-19(新型コロナウイルス)に関連するか否かを問わず、政府には差別解消に対して真面目に取り組んでもらいたいものです。