厚生労働省は東京・大阪・宮城で7,950人を対象にして行ったCOVID-19(新型コロナウイルス)に感染したことがあるかを調べる抗体検査の結果を公表し、抗体を保有している人の割合は東京で0.10%、大阪で0.17%、宮城0.03%となったことを明らかにしました。
アメリカのニューヨーク州では約15,000人を対象とした抗体検査で保有割合が約12.3%だったことからすると、あまりに乖離した数字に驚きを隠せません。
そんななか、解説の報道で目を疑ったのが下記の引用。
www3.nhk.or.jp
そのうえで、今回の結果から分かったことについては「新型コロナウイルスの感染の形態は、インフルエンザウイルスのように普通の生活の中で、たとえば満員電車に乗っているだけで次々にうつるものではないと考えられる。感染の形態はある程度、限定されるので、過度に恐れる必要はなく、3密を避けるなどすれば予防できるとみている」と説明しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200616/k10012471891000.html
3蜜の典型例である満員電車に乗っているだけで次々にうつるものではないと言われて、はいそうですかとは言いづらい(苦笑)。
それにしても、この統計結果をどう解釈するかでまた一悶着ありそうである。